エコマンションの建設日記「第2章−9.資金計画です。-@」
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━━━(第1章)━━━
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2. 不思議な体験
3. 息子の心臓に穴
4. -倒産・再建・そして-
5. 妹の死と廃業
6. 不動産業についての持論と設計の基本
 
7. 二人の助産婦さんと一冊の本との出会い
 
━━━(第2章)━━━
1. 私がシックハウス症候群?
2. 誰に相談するのか?
3. 誰に相談するのか?
-設計士編-
 
4. 設計士さんへの意思の伝え方と契約のポイント
 
5. 建築を知らなくてもできる平面プランの作り方
 
6. むっずかしい〜自宅プラン
7. えっ?好みが違う?
なるほど・・・
 
8. 夫婦で二人三脚
9. 資金計画です。-@
10. やってやろうじゃないの!
-資金計画ですA-
 
━━━(第3章)━━━
1. 遅かった・・・あと1日
2. 何を聞いていたの?
3. 1本の電話から
4. 1億円オーバー
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6. 沈黙のとき
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第2章−9.資金計画です。-@
建築にあたって、資金の調達を考えるのは当たり前のことですが、一生に一度か二度あるかないかというような、こんな大きな買い物をするにあたっては、いったいどれくらいの費用がどの時期にかかり、どれくらいの資金を用意しないといけないのか…なんて、見当もつかない分野ですよね。

 もちろん私の場合もそうでした。仕事上、ある程度の知識はあったにしても、実際やってみるのと聞くのとでは…
 建築資金についていうならば、例えば、よく使われる表現として「坪単価いくら」というのがありますが、これはあくまでも目安です。この「いくら」のなかに、建築にかかる費用のいったいどの部分からどの部分までが含まれているかなど、言っている人それぞれでまちまちです。
 ですから例えば住宅展示場に行って、気に入った住宅があったとして、それがいくらくらいかかって建てられるものかを聞くものとしての、単なる目安だと思われたほうが良いと思います。

土地をもう取得している場合はいいとしても、土地からとなれば、
もちろんその土地代
不動産業者がお世話していればその手数料
土地取得にあたっての諸費用(登記料・その登記の手続きをした司法書士への報酬・契約書に貼る印紙代など)
ローンを組む場合はそれにかかる手数料
取得したあとの「不動産取得税」もいります。
その他にも、取得した土地の形状や条件によっては、
例えばその土地が法的に規制区域にあればその法規制に則るための費用や
造成費用
上下水道にかかわる費用
私道に隣接している場合にかかる費用など…
 とくに土地は二つとして同じものはありませんから…一つ一つかかってくる費用にも差があります。
 それに予期せぬ費用がいる場合もあるので、ある程度のゆとりをもったプランをおすすめします。

 さて、建物についても同様のことが言えます。土地が一つ一つ違えば、当然その上に建つ建物の条件も変わりますからね。

 「日当たり」ひとつとってみても、たとえ隣地といえども、土地の形状によって建てられる建物の方位がまず違いますし、周囲にある建物によっても条件が変わります。
 また、もしも隣地がそのとき空き地であっても、将来建物が建つことを想定して、その土地にどれくらいの高さの建物が建てられる法規制区域か、など知った上で建てるべきですし…。これまた「本来は、二つとして同じ建物が建てられるものでは無いな。」と私は思うのです…。つまり、建物にかかる費用も個々によって千差万別ですね。

 たとえば最初にお話した「坪単価 いくら」のなかには、一般的に言って「本体工事費」といって建物本体を建てるのに必要な費用しか含まれていないことが多く、
電気・水道・電話などの引き込み管・配線工事費
外柵・生垣・門扉などの外構工事費
カーポートなど駐車設備費
造園費用
空調や・照明などの設備機器費用
などは、別にかかることが多くあります。
ですから、展示場の建物や、ほかの人の話しは、あくまでも『参考』と思われたほうがいいでしょうね。
 そしてこのことからもわかるように、やはり土地と同様、ゆとりのあるプランをおすすめしたくなる訳です。

 では、何を基準に資金を計画し、実際の建築にあたるべきかといえば、やはり、個々人によって最も違う自己資金力、つまり「今どれくらい住宅建設費用に当てていい預貯金があるのか…そして、これから見込める収入の中からいったいどれくらいのローン返済が可能であるのか」というごく基本的なことからだと思います。

 普通の買い物であれば当たり前と思われる、この「いくら持っているから、いくらまでの物が買える」という感覚が、いざ、住宅となると「こんな家に住みたい(買いたい)」という希望の方が優先し、「○○円の家を建てるのに、××円持っていて、△△円足りないから何とか無理をしてもそれが叶うローンを組んで…」というふうになりがちなのです
 私もそうでしたから、その感覚はよくわかるのですが、でも実際建ててみてローンを払い始めてみてはじめて、いかに何度もいう「ゆとり」が大切かわかります。

 家だけが生活(人生)のすべてではない訳ですから…あまりにゆとりの無いローンの組み方は、家を建ててから「何のために働いているんだろう?」って、虚しささえ感じないとは言えませんよ。
「家を建てて、そして少しでもゆとりがあって、楽しみがなくちゃ!」
みなさんもそう思われますよね。

 ですから、金融機関や住宅金融公庫などが一般的にいう自己資金率(頭金)の平均…つまり総額の2割から2.5割という数字は、あくまでも最低ラインではないかな?と、実際に建ててみて思う実感です。

 自己資金額から建築総額(建てられそうな金額)をだしてみて、手が届きそうな土地建物を探す。あたりまえのことを言っているようですが…この基本路線の範囲で、
*土地ならば、どういう場所に住みたいのか

:通勤通学に便利な場所
:両親の家に近いところ
:交通・買い物が便利なところ
:自然環境がいいところ
:閑静なところ
 などなど。

*建物ならば、どういう建物にすみたいのか


:構造はどんな家?(木造・鉄骨造・コンクリート造など)
:オール電化など設備機器のととのった便利な家
:輸入住宅のような洋風な家
:木の温かみが感じられるような和風の家
 などなど。
 家族で十分に話し合って、そしてなるべくたくさんの家(モデル住宅など)を見に行ってイメージを固めていくことがだいじですね。

 そして、実際にプランを詰めていくときに、優先順位をはっきりさせておくといいでしょう。
 たとえば私の場合、予算を詰めていくときに、建物の規模や外観のデザインそして設備機器のグレードよりも、絶対に安全な材料を使いたい(高価なものを使いたいということとは違う)ということを優先させて、どんな建物なら建てられるのかを詰めていった経緯があります。けっこうこの優先順位が大事です。
 そうすれば、建築する側の業者さん主導ではなく、建て主(わたし)主導で、自分の納得の行く家が手に入ると思います

 一生に一度の夢の巣づくり…
どれだけ時間をかけてもいいと私は思います。
たくさん勉強したいですね。
あせらないこと。時間にも、資金にも、ゆとりがだいじです。
 そしてもし、健康的で環境に配慮したみなさんの家づくりの参考にしていただけるなら…いつでも「ECO-WING21」を見にいらっしゃってください。歓迎いたしますよ!

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